擬人化された動物になって、牧歌的なファンタジー世界を旅するRPG『Wanderhome』のプリント版到着。世界の雰囲気を伝えてくれるイラストも素晴らしいです。 pic.twitter.com/mPTSr5LK8q
— ふぇる/塚越冬弥 (@feltk) 2021年8月28日
GMなし、ダイス(ランダマイザー)も介さず、プレイヤーのアイデアとコミュニケーションで、旅先の風景や住民たちの抱える問題などを作り、どのように関与するかを考えて行きます。そのためアイデアのフックは沢山仕込まれています。実プレイで果たしてどのような冒険が生まれるか、今から楽しみです。 pic.twitter.com/PUe2it7IWo
— ふぇる/塚越冬弥 (@feltk) 2021年8月28日
各プレイブックの概要はこんな感じ。
— ふぇる/塚越冬弥 (@feltk) 2021年9月1日
・世話人(Caretaker):
世話人は、数多くの小さく忘れ去れた神々に気を配り助け、神が居場所を見いだす手伝いをします。
・踊り手(Danger):
踊り手はこの世界全ての魔法や奇異なる力に馴染み、そういった力を踊りに導き入れて、束の間、具現化させます。
・追放者(Exile):
— ふぇる/塚越冬弥 (@feltk) 2021年9月1日
故国から放逐された追放者は、ハース中を旅して、自らを受け入れ癒やしをもたらしてくれる場所を捜します。
・蛍火(Firelight):
蛍火は、行く手を照らし、世界の至る所で人々を導く蛍に伴われています。
・愚者(Fool):
— ふぇる/塚越冬弥 (@feltk) 2021年9月1日
愚者は、複雑に入り組んだ外界に全く不慣れで、何事にもいつも変わらぬ天真爛漫な楽天主義で取り組みます。
・守護者(Guardian):
守護者は、つらい過去を背負い世話を心底必要としている子供を、保護対象として面倒を見ています。
・蛾使い(Moth-Tender):
— ふぇる/塚越冬弥 (@feltk) 2021年9月1日
蛾使いは、ハース全域を飛ぶ運搬用の蛾に手を貸して、必要としているものたちに手紙や小包を届けます。
・行商人(Peddler):
行商人は、生活必需品や商品を各地に輸送して、各コミュニティが存続するのに必要なもの全てを入手できるようにします。
・巡礼者(Pilgrim):
— ふぇる/塚越冬弥 (@feltk) 2021年9月1日
彼方の地を探し求める巡礼者は、存在すら怪しい憩いの地に至ろうとする、信念と切望とに突き動かされています。
・詩人(Poet):
詩人は、旅を作品の着想元として用いる物書きであり、この地の歴史と自らの関心事の寄り合わされた物語を紡ごうとします。
・いたずらっ子(Ragamuffin):
— ふぇる/塚越冬弥 (@feltk) 2021年9月1日
いたずらっ子は、年若い腕白な子供で、とにかく問題を引き起こして楽しもうとします。
・羊飼い(Shepherd):
羊飼いは、マルハナバチの群れの面倒を見て、群れが別の牧草地に移動するのを見守ります。
・教師(Teacher):
— ふぇる/塚越冬弥 (@feltk) 2021年9月1日
教師は旅する先生であり、ハース中の子供たちのところ訪れ、専門知識や隠された秘密を教えます。
・流離い人(Vagabond):
流離い人は、かつて遠い場所で残酷な権力により有罪判決を受けており、旅の中で自らを作り直すことを余儀なくされています。
・古参兵(Veteran):
— ふぇる/塚越冬弥 (@feltk) 2021年9月1日
古参兵はかつての偉大な英雄であり、自らの剣先で全世界を守っていました。今はもう違います。
プレイキットに収録されていたのは、「踊り手」「蛍火」「蛾使い」「詩人」「いたずらっ子」「羊飼い」「流離い人」の7種。というわけで、こちらを優先して作業進めてます。
昨晩は『Wanderhome』のオンセでガイド。旅先の〈僧院〉〈礁湖〉〈庭園〉から生み出されたのは、珊瑚礁に巨大な古木が根を張り、その中ほどに美しい庭園と僧院の築かれた地。天からは滝のように真水が降り注ぎ、虹の欠片の浮かぶ壮大な奇観……されど、古木は枯れつつあり滅びが迫っていたのです。 pic.twitter.com/cEa3AKzLnp
— ふぇる/塚越冬弥 (@feltk) 2021年10月18日
雲の街から熱気球で大都を目指していた一行は、嵐で遭難。たどり着いたのは摩訶不思議な僧院。そこで、外界に行き場なく滅びを待つ僧や避難者と出会い、死にゆく神を看取り、魚頭の魔族による急な瓦解を見届けます。最後は僧院の孤児など、一行の救い出した「種」が世界に蒔かれて物語は幕を閉じます。
— ふぇる/塚越冬弥 (@feltk) 2021年10月18日
セットアップ50分、セッションは1.5時間ほど。
— ふぇる/塚越冬弥 (@feltk) 2021年10月18日
TRPGではあまり扱われないタイプの、静かな、けれども哀愁と物悲しい美しさのあるお話となりました。
自分はどうしてもヒロイック思考で構築しがちなので、戸惑いつつも楽しい体験をさせていただきました。参加者のみなさま、ありがとうございました。
旅の一行は次の3名:
— ふぇる/塚越冬弥 (@feltk) 2021年10月18日
・蛾使い:革命に敗れ故郷に戻れなくなり、郵便でひとびとをつなぐことに心を注ぐコウモリの青年。
・守護者:過酷な養い親から救い出したネズミの少女を守り育てる、家事手伝いのクロヒョウ。
・神守:マントに小さく忘れ去られた神々を保護する、魔法使いめいた仮面のオコジョ。 pic.twitter.com/lzhoFjmheP
今宵はQさんとこで『Wanderhome』のガイド。
— ふぇる/塚越冬弥 (@feltk) 2021年10月30日
小神の面倒を見ることに苦しむ神守、革命に身を投じ方針の違いから故郷から離れた蛍火、嗜好品や瓶入りの雲をあきなう行商の3者が、〈沼地〉〈道〉〈市場〉から生まれた3日過ごすとそこの住人のカエルと化す、光キノコに覆われた沼に浮かぶ街を訪れました。 pic.twitter.com/7P8OLyNBp9
最終的には、蛍火が稲妻の踊り手たる相棒に導かれて過去の夢をたどり、魚頭のディーモン(魔族と仮訳をあててます)との契約を打ち消すと……豊かな沼地は消え去り、百年以上前の廃墟が広がるのみ、という幕引きとなりました。「深淵やってんじゃねーんだぞ!」とお叱りの言葉を受けそうです(笑)
— ふぇる/塚越冬弥 (@feltk) 2021年10月30日
来週、同じ面子で続きをプレイ予定。今度こそ、牧歌的な柔らかい物語が繰り広げられるのか、あるいは更なる深みを覗き込むことになるのか。全てはプレイヤーのみなさん次第です……たぶん。
— ふぇる/塚越冬弥 (@feltk) 2021年10月30日
ガイド的には、PLのみなさんの試行錯誤やアイデアがひらめく瞬間を大いに楽しみました。感謝です!