先日見終えたエッジランナーズの生き様を堪能したので、手慣れたPbtAでのサイバーパンクものを遊ぶ気運アップ。
— ふぇる/塚越冬弥 (@feltk) 2022年10月15日
このジャンルの代表作としては『The Sprawl』があげられますけど、参加者サイドのアイデアをすくい上げて背景世界も作って行く構造の『The Veil』も憧れます……https://t.co/R1I56pVk9h
『The Veil』の390ページに怯んでおりましたが、いざ読み進めていくと、翻訳が必要なパートはそこまで多くないので、なんとかなりそうな気がしてきました。
— ふぇる/塚越冬弥 (@feltk) 2022年10月23日
能力値が6つの感情というルールであり、これを軸にすることで状況ごとのロールプレイや成り行きに反映したり、感情に振り回されたりします。
感情状態は次の6つ(仮訳):
— ふぇる/塚越冬弥 (@feltk) 2022年10月23日
怒気(Mad) <-> 平穏(Peaceful)
悲嘆(Sad) <-> 歓喜(Joyful)
危惧(Scared) <-> 自負(Powerful)
ベースがPbtAなので、ムーヴというルール処理を実施する行動と、その結果のセットを使うのですが、成り行きを左右するのは能力ではなく、その時の感情なのです。
それだったら、値の高い能力のみを使い続ければ……と思われるかもしれませんが、そうは問屋が卸しません。ダイス・ロールするたびに、振った感情が高まっていき(1点ずつチェックをつける)、それが5点溜まると、その感情に呑み込まれてしまうのです。
— ふぇる/塚越冬弥 (@feltk) 2022年10月23日
感情に呑み込まれたなら、全ての感情状態の値が一時的に変化してしまい、暴走する感情で振り続ける(1回ごとにチェックが1つ減少)か、他の感情で振ることによってのみ回復します。
— ふぇる/塚越冬弥 (@feltk) 2022年10月23日
前者はキャラの行動と成り行きにも影響を与えますし、後者は1回でいいもののでかいペナルティを喰らいます。
また、上記のように感情状態は2つずつ対になっているわけですが、暴走していないときの感情の高まりは、対の感情を振ることで1チェック軽減できます(もちろん振った方は増えますが)。ダイスを振る=ロールプレイの機会であり、時にそれを制御して、時に投げ出す遊びのできるルールなわけですね。
— ふぇる/塚越冬弥 (@feltk) 2022年10月23日
なお、背景世界は各PCのプレイブックとGMの想定をすり合わせながら固めていくスタイルですけど、キャラクターのあり方は新奇な切り口が多く、古き良きサイバーパンクとは一線を画する世界になりやすいと思います。
— ふぇる/塚越冬弥 (@feltk) 2022年10月23日
サイバーウェアによる人間性の喪失みたいな昔ながらのテーマにはあまり向かないかも。
人間性をリソースとして用いるプレイブックはあるけど:
— ふぇる/塚越冬弥 (@feltk) 2022年10月23日
・徐々に感情や人間性を獲得していく、自我を得た人造存在
・サイバーウェアを入れずおのれの肉体を鍛え上げる格闘家
とベクトル違いも甚だしいです。
自作サイバーウェアで己の身体を置き換えていくのもいるけど、これには人間性を使いません。
なお、この『Veil』には『Veil 2020』という、セッティングをレトロに、ルールを最小限にした簡易版も存在しています。クラスも3つで超わかりやすくなっているけど、ざっと読む限り、ゲーム体験も、構築される世界も、全然違う感じになると思われます。https://t.co/Ac4MbD3ka9
— ふぇる/塚越冬弥 (@feltk) 2022年10月23日
なお、同じデザイナーさんの作品には、『Retropunk』『Hack the Planet』というサイバーパンクテーマのRPGがまだ2つありまして……これらもまた、ルールとPCのあり方や世界の方向性が異なっています。前者は、デジタルとフィジカルの融合した未来世界での、企業への反乱を描くもので、なかなか面白げ。
— ふぇる/塚越冬弥 (@feltk) 2022年10月23日
昨夜は他のサイバーパンクものも軽く探してみたのですが、前にも気にかかっていた『BURNOUT REAPER』にまた目が留まりました。新鮮な人の臓器を殺して奪い取ることを生業とするディストピア世界の2ページRPG。
— ふぇる/塚越冬弥 (@feltk) 2022年10月23日
250ドルはジョークで、莫大な数のコミュニティコピーがあります。https://t.co/oziyYyXjuo
他の候補としては、こちらの『Neon City Overdrive』でしょうか。お手軽でナラティブ、ハックしやすく拡張も充実(ミニサプリが3つリリース済み)しているのがよいところです。魔法や超能力も取り入れられるから、軽量シャドウランを遊びたい時にも。https://t.co/f2xVCsdPoNhttps://t.co/GSH4qPLE0r
— ふぇる/塚越冬弥 (@feltk) 2022年10月23日