『Dwelling』は面白そうだから蹴ったのはもちろん、ソロゲームだがコンテンツ警告とセーフティが徹底しており(写真の鍵穴カードと鍵しおりはセーフティツール)、そこも気になるポイントだった pic.twitter.com/FXKbsnhHXM
— django(中村俊也/ウィルダーネス・エンカウンターズ発売中!) (@django88628676) 2022年2月25日
幽霊屋敷が舞台でも、冊子の絵にも文にも直接的な不快表現はないと『Dwelling』には明記されているし、2人以上でプレイする場合には充分にありうる「何気ない発言が他者を圧迫したり傷つけたりする」可能性も、ソロゲームなのでひとまず脇に置ける。にもかかわらず、この配慮の徹底は何なのか?
— django(中村俊也/ウィルダーネス・エンカウンターズ発売中!) (@django88628676) 2022年2月25日
パラパラっと見てわかったが、このゲーム、読者(プレイヤー)が自身の持つ不安、恐怖、嫌悪、焦燥etc.を本に書き(描き)込むことを求めている。読者は深夜ひとり、屋敷の中をさまよう主人公〈わたし〉であり、闇の中にいる亡霊もまた〈わたし〉か、〈わたし〉が生み出した“何か”ということになる
— django(中村俊也/ウィルダーネス・エンカウンターズ発売中!) (@django88628676) 2022年2月25日
〈わたし〉の一人称の本文中に「呼び起こされた(summon, conjure)」というキーフレーズと霊を表すマークを含む段落があった場合、読者は自分が思い浮かべた“何か”を、屋敷内の場所が描かれた、そのページの挿絵に描き込む
— django(中村俊也/ウィルダーネス・エンカウンターズ発売中!) (@django88628676) 2022年2月25日
「思い出す(remember)」等のフレーズと写真(メモ?)マークが付された段落があった場合は、文で指示された悲しい、楽しい、不穏…等々の記憶をページに書き込むか、他の紙に書いて挟む。その記憶を表す写真や絵を挟んでもいい
— django(中村俊也/ウィルダーネス・エンカウンターズ発売中!) (@django88628676) 2022年2月25日
さらに“何か”に接触され「印を付けられた(mark)」とあった場合は、文に示された自分の体のどこかに水性ペンなどで実際に印を描く。これはインクの汚れなどを洗うのが面倒なら、指で軽くひっかくなどで代替してもよい
— django(中村俊也/ウィルダーネス・エンカウンターズ発売中!) (@django88628676) 2022年2月25日
システムと内容上、『Dwelling』は読者-〈わたし〉-亡霊の距離が異常に近くなるようにできている。プレイする『山荘奇談』、『ねじの回転』を狙っているのではないか。自分自身の極めてパーソナルな部分に触れる体験になることが予想されるので、手厚いセーフティもむべなるかな、という気がする
— django(中村俊也/ウィルダーネス・エンカウンターズ発売中!) (@django88628676) 2022年2月25日