ブレードランナーRPGの架空史覚書
— ぴろき (@piroki_wod) 2024年2月5日
1980年代:産業汚染と戦争による環境破壊が破滅的な状況に。主権国家が崩壊し、国連が世界政府に、メガコーポ群が人類がまだ生存可能な自立型巨大都市圏を掌握する。
1990年代:地球外植民計画が始まる。移住できるのはエリート層に限られ、荒れ果てた地球にのこされた凡百の「特殊者」階級との分断が決定的になる。
— ぴろき (@piroki_wod) 2024年2月5日
2000年代:タイレル社がネクサス・アンドロイドを開発。有能かつ使い捨てにできるレプリカントの労働力は、社会再建と地球外移住に不可欠になる。
2000年代末:任務放棄して逃亡するレプリカントの増加に対して、ロス市警はレプリカント犯罪専門のレプ・ディテクト・ユニットを設立。
— ぴろき (@piroki_wod) 2024年2月5日
2010年代初頭:社会上層部の地球外移住がほぼ完了。地球には特殊者階級とレプリカントだけがのこされる。
2019年(映画『ブレードランナー』):全地球規模のデータリンクの完成が発表された矢先、タイレル総帥がネクサス6型レプリカントに暗殺され、人間の間で反レプ・パニックが発生。
— ぴろき (@piroki_wod) 2024年2月5日
2020年代初頭:タイレル社は新型ネクサス8型を発売するが、パニックは沈静化しない。最終的にタイレル社は存命中の全ネクサスのデータベースを国連に委譲。しかしこれが流出し、人間至上主義者による大規模なレプリカント狩りが発生する。
— ぴろき (@piroki_wod) 2024年2月5日
2022年:ブラックアウト。データリンクが原因不明の崩壊を起こし、ほぼすべてのデータベースが消滅。これ以後、逃亡レプリカントの追跡が困難になる。親レプ派の犯行が疑われる。
— ぴろき (@piroki_wod) 2024年2月5日
2022年中頃:最後のネクサス6型の寿命が切れる。タイレル社破産。新たに台頭したウォレス社は人工タンパク質技術で食糧危機を解決。地球外移民計画が再促進される。
— ぴろき (@piroki_wod) 2024年2月5日
2020年代末:地球社会はブラックアウトから回復し始め、よりアナログで技術恐怖症的な文化になる。記憶工学技術を基に、AIアシスタントの最初のプロトタイプが導入される。ウォレス社は2028年、レプリカント技術に関するすべての特許や独自研究を含むタイレル社の資産を買収。
— ぴろき (@piroki_wod) 2024年2月5日
2030年代:ウォレス社は太陽系で最も裕福な企業となる。数々の技術革新の中でも、民営化されたウォレス・データリンク・ネットワークは、社会と商業のあらゆる面を再接続し、デジタル・アシスタントは活況を呈する産業となり、あらゆる生活シーンにつきものの贅沢品となる。
— ぴろき (@piroki_wod) 2024年2月5日
2036年:ナイアンダー・ウォレスがネクサス9型を発表し、国連はレプリカント禁止令を撤廃。ネクサス9型は自らの意思で嘘をついたり、人間に危害を加えたりすることができないとされた。N-9は大量生産され、国連はこの "安全な "レプを、限定的人権を持つ二級市民とした。不服従は即処刑に値する。
— ぴろき (@piroki_wod) 2024年2月5日
2040年代:人間には不適切とみなされた職業は、すべてレプリカントが従事することになる。性産業のほか、ブレードランナーもネクサス9型レプリカントで置換される。
— ぴろき (@piroki_wod) 2024年2月6日
2049年:映画『ブレードランナー2049』。
ブレードランナースターター所収のシナリオの冒頭導入部、完全に「原典映画冒頭のヌードル・バー・シーンをやれ!!」と言外に強く主張していてたいへん好感が持てる。なおガフ役がレプリカント刑事のPC。
— ぴろき (@piroki_wod) 2024年2月4日
ループRPGでも使われてるYear Oneエンジンのバリアント。
— ぴろき (@piroki_wod) 2024年2月4日
特性で一個、技能で一個の計2個のダイスを振って、6以上の目を1成功、10以上は2成功と数える
有利ならダイス一個足す。不利なら引く。
失敗時、人間なら一回、レプなら二回まで振り直せる。但しこの時1を振ったらダメージがストレスを受ける