最近読んだ未訳TRPGだと、PCが介入しない場合に進んでいく(悪化していく)物事のタイムラインのことを「DOOM CLOCK」と表現してて分かりやすかったな。そのTRPGはホラー系なのだけど、シナリオを書く時は細かい展開を決めすぎず、逆にDOOM CLOCKを一本しっかり設定しておけと言っていた。
— もんすとろーむ/Montro (@Melolibur) 2021年12月9日
あとは登場するNPCや勢力の主義思想を明確に決めておけとも。そうすれば、PCが介入してDOOM CLOCKの流れが変わる時に、舞台袖にいる彼らがそれに対してどう反応し行動するのかも具体的になり、シナリオがより活き活きするよと。終末時計の秒針を動かすのは、決してPCだけではないのだ。
— もんすとろーむ/Montro (@Melolibur) 2021年12月9日
Liminal horrorという作品ですhttps://t.co/cvRjth4XrA
— もんすとろーむ/Montro (@Melolibur) 2021年12月9日
こちら「Cairn」という別作品のホラー版ハック(オリジナルのライセンスを元に独自に作品を作る)になりますhttps://t.co/hCCkOgRMQV
>RT
— 会長閣下 (@kaityouhimegami) 2021年12月9日
これはありがたい。
いわゆる「A4用紙1枚」のシナリオでGMする時のテクニックみたいなものにも近いと思うな。
ここで言う「DOOM CLOCK」を一本しっかり設定して、登場NPCの主義思想を決めておけばPCの行動に対する「反応」だけをしているだけでシナリオが進むんよな。
これはあくまでワイのやり方だから全部に通じるわけではないんだけど、アドリブ的なセッションとか、メモ紙だけでGMする時って、大まかなイメージだけ先に持っておいて、後はPCの行動に対するシナリオやNPCの「反応」というか「反射」みたいなものをお出しするんよな。
— 会長閣下 (@kaityouhimegami) 2021年12月9日
んで、PCがそれに対応する。
そんでPCが対応した行動に対して、また「反応」するを繰り返して物語を展開させていって、そういう反応の材料が溜まるとだいたいシナリオの終わり方みたいなのが見えてくるから、そこへ向かって収束させていくみたいな。
— 会長閣下 (@kaityouhimegami) 2021年12月9日
創造的よりは、反射的な作業なんよな。
アドリブ運用、私も全体像は考えず反射で打ち返しているうちに、道が見えてくるスタイルです。
— ふぇる/塚越冬弥 (@feltk) 2021年12月10日
Powered by the Apocalypseなルールは、基本設計からこの遊び方をサポートするようになっているので水が合いますね。ただし、単発セッションでちゃんと集約できるかは、卓の面子に左右されがちですが……
なお自分がシナリオ的なものを準備する時は、DOOM CLOCK的なもの1つを詳細に作り込むのではなく、短めで融通のきくものを複数(3つ前後)同時並行で走らせることが多いです。
— ふぇる/塚越冬弥 (@feltk) 2021年12月10日
危機A、危機B、危機Cみたいに、起きることをメモ書きするだけで済ませる手抜きがほとんどですけど!
複数の危機タイムラインを設置する利点は:
— ふぇる/塚越冬弥 (@feltk) 2021年12月10日
・暇をさせない程度PCたちを手一杯にできる
・対処の優先度を考えてもらうことを通して、PCを演出する機会を設ける
・あっさり事態が解決することはなく、PCの行動、NPCの動機、タイムライン同士の干渉により、興味深いシチュエーションが生まれやすい
短期的な危機タイムラインを、即興で設置して状況を形作るシステムの代表としては『Blades in the Dark』があげられます。シノギの最中の危険、あるいはセッションをまたぐの進捗クロックを複数設置することで、PCたちに迫る危険の数々や、PCの目的達成の進行度を描く作りになっているのです。 pic.twitter.com/t1el7lOUcC
— ふぇる/塚越冬弥 (@feltk) 2021年12月10日
あとね、BOOTHのプレビュでもみれるのですが、ルルブの冒頭に書いてあるGM(進行役)とプレイヤーの心得的な文章が、結構色々なTRPGに共通して言えることなので、ぜひ読んでほしいです。だいじなこと pic.twitter.com/Mc8rHnzxaL
— もんすとろーむ/Montro (@Melolibur) 2021年12月11日
「リミナルホラー」
— もんすとろーむ/Montro (@Melolibur) 2021年12月11日
現代を舞台に、ルール軽量でデッドリーなクトゥルフができる、コズミックホラーTRPGが日本語化されました!なんとBOOTHに出品されております。PDF版だけの販売です。私が話題にしたDOOM CLOCKについても言及がある作品ですよ。紹介画像もあげておきますhttps://t.co/INtl8C3Srm pic.twitter.com/dq7QUPFU1i