7月のC4R TRPG会、参加募集します!今回はゾンビがやってきます!
— kimu-qticle (@vwvww) 2024年7月2日
日時: 7月20日 13時-18時
場所: Channel 4 Rent(@channel4rent 東京大田区、池上駅)
募集人数: プレイヤー3~5人
システム: Zombie World(翻訳中です)
参加方法:@vwvww もしくは @channel4rent にDMかリプライ pic.twitter.com/T4tvJIFaK4
本日1部:自分がGMでゾンビサバイバルもの『Zombie World』をプレイ。カードベースのTRPGで、水性ペンで書き込むキャラクターシート付きなんだけど、今回は一部日本語化したものを紙に印刷しました。カード訳はシール貼るまでの仕上がりじゃなかったので、その都度訳を、切り取って配ってました。 pic.twitter.com/3Fp8NJoHkf
— ふぇる/塚越冬弥 (@feltk) 2019年8月24日
このシステムの舞台となるのは、ゾンビ発生で文明と秩序が崩壊してから、少し間を置いた時期。生き残りがコミュニティを形成して、なんとか生きのびようとしている状況です。
— ふぇる/塚越冬弥 (@feltk) 2019年8月24日
まずは参加者全員で、この居留地を作成。今回はコア収録の病院と刑務所を用意していきましたが、選ばれたのは後者でした。
チェックシートを回し「欠乏」「周辺環境」「住人」「アドバンテージ」の4項目を2つずつ埋めてもらって、さらに質問で掘り下げることにより、みんなで世界を作っていきます。実際に運用してみると、進行は手早く、かつ参加者のイメージを喚起でる、なかなかエレガントなデザインでした。
— ふぇる/塚越冬弥 (@feltk) 2019年8月24日
今回は、近辺にゾンビ蔓延時出張ってきた軍の前哨基地あり。兵士たちは正気を失い、生者死者の区別なく動くものを掃討する。そのため、刑務所に避難しようとした近隣都市の住人が多数殺害され、残された死体が時に悪臭を刑務所に纏わり付かせる。壁にはそのときの弾痕がたくさん残留。という光景に。
— ふぇる/塚越冬弥 (@feltk) 2019年8月24日
PCはランダム配布された、「過去」「現在」「トラウマ」のカードをもとに組み上げます。「現在」だけは2枚配られ、好みの方を選択。今のコミュニティにける役割を示すこのカードは表に、「過去」と「トラウマ」は他参加者には伏せられたまま、というのがゲーム開始時の状態になります。
— ふぇる/塚越冬弥 (@feltk) 2019年8月24日
これにより:
— ふぇる/塚越冬弥 (@feltk) 2019年8月24日
・かつては精神科医で、Z-Day後に患者を自殺させないためについた虚構に呑まれてしまった予言者
・元高校のコーチの生き残りで、無謀にも刑務所の地下に密かにゾンビ化したかつての生徒を匿う
・書庫係をしているが、実はバイカーギャングで、Z-Day以降痛覚を失っている
などといった個性的なPCが手早く仕上がります。
— ふぇる/塚越冬弥 (@feltk) 2019年8月24日
無論、他プレイヤーにわかるのは、セッションが進んでからですが。明かされていく過程や、まともな人物のように見えていたところに、突然壊れた側面が顔を覗かせる感じが、ドラマに花を添えてくれます。
この辺、カードの特性を十分活用できているかと。
セッションは運命デッキをめくり、それに沿った事件をGMが提示するところから始まります。その1枚目が「個人の争いが再燃」みたいな内容でして。「科学者」と「予言者」の両PC間に横たわっていた争いの種をつついたところ、どんどん転がって、コミュニティ瓦解の危機へと至る話が生まれました。
— ふぇる/塚越冬弥 (@feltk) 2019年8月24日
このシステム、ゾンビものではあるのですが、生ける屍との直接的な戦いに焦点はありません。ゾンビとの接触を繰り返せば、確実に死者がでるルール仕様なのもあり、ともすればデッドリーな背景要素ぐらいの扱いです。
— ふぇる/塚越冬弥 (@feltk) 2019年8月24日
極限状態での人間ドラマとコミュニティの行く末こそが、描かれる物語なのです。
そのため、組み合わせや初期状況によっては、PC同士のコンフリクトが勃発します。なのでPC間対立もドラマの要素として楽しもう、ぐらいの姿勢で臨むのがよさげです。
— ふぇる/塚越冬弥 (@feltk) 2019年8月24日
今回は比較的遠慮しない面々だったので、ほぼずっとPvP状態でした。卓の面子によっては注意しておくべき点かもしれません。
今回は冒頭で、科学者PCと予言者PCに燻っていた対立が、研究用ゾンビの脱走騒ぎで発火。小さな共同体を陰謀の網が覆い、脅迫、謀殺が発生。やがて虚偽で塗り固めた茶番裁判で人々を繋ぎとめようとしたものの、最後の最後で乱入した予言者PCが真実を叫び、銃弾に倒れ、全ては瓦解する。そんな物語に。
— ふぇる/塚越冬弥 (@feltk) 2019年8月24日
当初は怪しげな言葉を弄し、カルト扱いされていた予言者PCが、最後は唯一誠実に真実に向き合おうとして落とす。こんな構成になったのは偶然ですが、皮肉っぽくて、どんな物語が生まれるのかを楽しんでいたGMとしても妙に満足感高かったです。
— ふぇる/塚越冬弥 (@feltk) 2019年8月24日
それもこれもプレイヤーのみなさんのおかげです。感謝。
(とはいえ、気心の知れた仲ならともかく、プレイヤーのアイデアや語りに寄りかかり、ブレーキなくPvPにすっ飛びかねない『Zombie World』を、TRPGフェスのフリー卓に持っていくのは、ちょっと気が引けてきました。どうすっかなぁ)
— ふぇる/塚越冬弥 (@feltk) 2019年8月24日